岩本和子 魔睡 映画
17日の金曜日が初日でしたので、レイトショーに参戦しました。
この段階で、森鴎外の原作を読んでいなかったので、原作の概要と大まかな作品イメージを持ちながら鑑賞しました。
オーソドックスな文芸エロスなテイストで、監督は岩本さんを綺麗に撮っていましたね。おそらく彼女の写真集『いけない旅情』『いけない日常』で描かれている貞淑な人妻なイメージにインスパイアされて、そのイメージのまま本作の妻役に彼女を起用したのかなと想像しました。
シネスコなのでフィルムで撮影したのでしょうか?ざらつき感はそれほど感じないものの、程よい古典的な情緒は描かれていたと思います。
主演の岩本和子さんは、かなりの体当たり演技と呼べるほどのエロス全開で、映像美は評価に値すると思います。イメージDVDのジャンルが好きではない私には、断然こちらの方が彼女が美しく映えます。古典文学なのでせりふ回しは、多少斟酌しても構わないでしょう。
映画の冒頭とエンディングが同じシークエンスなのは、クラシックな手法だと思いますが、今一つオチが読めない。おそらく行間を読ませるような脚本ではなかったからかもしれません。主人公の妻はどうなってしまったのだろうか。
その余韻を残すのなら、波の音のままのエンディングロールで良かったかなと思います。
物語のキーとなる男が2名いますが、おそらく夫の方が森鴎外本人なのだと思います。この作品が自伝的小説と言われるのはそのあたりからでしょうか。
というわけで、より作品にアプローチするために図書館で原作を借りて、実家に向かう新幹線の中で読むことにしました。
作品は1週間の限定公開なので、ぜひスクリーンへ。
■舞台挨拶
岩本和子 魔睡 舞台挨拶 案内
岩本和子 魔睡 舞台挨拶
岩本和子 魔睡 舞台挨拶 案内
■森鴎外の原作と映画「魔睡」のチラシ
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