森鴎外 魔睡 岩本和子
私の贔屓にしている女優岩本和子さんに昨年お会いしたとき、森鴎外の作品で主演映画を撮ることになったとお聞きした。ご本人曰く、とてもエロティックな作品とのことで、オフレコだったので情報はそこまでだったのですが、今週の週刊ポストで情報解禁されていました。
自分の記憶では鴎外の映画化された作品(テレビドラマやOVAは除く)は、『舞姫』(1989年)が最後だったと思うから、30年ぶりということですね。
映画化されるのが、催眠犯罪小説『魔睡』。1909年の作品で、鴎外の犯罪小説は初めて知りました。紹介しているポストによると「大学教授の妻が医師により催眠をかけられて猥褻な行為をされたと訴えて騒ぎになった実話を基にした物語」とのことです。この妻役を岩本和子さんが演じられるとのことで、今から楽しみです。よく阿部定の話をストーリー化してセクシー女優を主演にVシネマで製作するというケースはありますが、こちらはそれとは一線を画した文芸エロスです。
個人的には、実相寺昭雄監督作品である『D坂の殺人事件』(真田広之版)のようなテイストを期待したいです。実相寺氏がご存命なら、彼にメガホンをとってもらいたい作品でした。

本作『魔睡』の監督は、倉本和人氏。撮影監督のキャリアが長い方で、ピンク映画での実績も豊富なので淫靡でエロティックな映像美を魅せてくれることに期待しています。
映画は、5月17日よりシネマート新宿で公開されます。
岩本和子さんについては、今発売中の週刊ポスト( 2019年 3月29日号)で16ページの大特集がされていますので、ご興味がある方はぜひ。彼女のクロニクルが初めて公表されている貴重な一冊です。


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