昨日は、日劇で映画『タンポポ』(4Kデジタルリマスター版)凱旋上映に行ってまいりました。
『タンポポ』は、伊丹作品の中でも大好きな作品です。
86年に全米でも公開され、"ラーメン・ブーム"の火付け役となった作品。
昨年、アメリカのクライテリオン社が35mmのネガフィルムからレストアした4Kデジタルリマスター版を限定公開したところ大ヒット、60館まで拡大公開されています。
今回は、日本映画専門チャンネルの企画イベントで4Kデジタルリマスター版(2Kダウンコンバート)の1回だけの記念上映。抽選で当たったので行きましたが、大盛況でした。
開映前に宮本信子さんの舞台挨拶がありました。
宮本さんを生で見るのは20年ぶりくらいかな。当時仕事でお世話になっていた会社の社長がホテルオークラのVIPでよく桃花林で中華料理をご一緒する機会が多かったのですが、行くと必ず伊丹監督がいました。だいたいいつもTV局風の人と女子大生4-5人と一緒に食事をしているという風景でしたが、たまに奥さんの宮本さんがいらしたこともありました。それ以来です。
映画のキャッチは、"ラーメン・ウエスタン"。西部劇『シェーン』が下地となっています。
ラーメン好きのトラックの運転手が、さびれたラーメン屋を立て直して去っていくという話です。
ラーメン屋再建の話を軸に、色んな人間の「食」と「生」と「性」の生きざまをオムニバス的に織り交ぜているところが本作の魅力。特にオムニバス的に絡めている話の入れ方が絶妙で唐突感をまったく感じさせないところはさすがです。
4K版のレストアのクオリティはメリハリが効いていました。特に人物のアップは美しく鮮やかでした。
宮本信子、若き日の洞口依子、艶っぽい黒田福美など女性の美しさが際立っていました。
出演者の多くが他界されています。俳優然とした魅力をスクリーンで再確認できました。
伊丹さん無き後、周防正行監督がおそらく正しい後継者だと思いますが、最近伊丹テイストの映画が失われているように感じます。庶民の目線から見た権力や反社会勢力へのアンチテーゼを描いた作品が、隅に追いやられている現実。日本映画全体が商業主義に傾きすぎているきらいがあり、製作者や脚本家が育っていない以上、なかなかかつてのようなレベルに戻すのは難しいのではないかと思います。
伊丹さんの作品は、2月から日本映画専門チャンネルで特集されるので、そこで楽しむことができます。
また宮本さんから紹介がありましたが、伊丹さんの映画に対する愛や彼の作品を心に残すために、松山に記念館も作られています。
四国はまだ行ったことのないところなので、一度は訪れてみたいと思います。
★日本映画専門チャンネル特集
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★伊丹十三記念館
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チケット引き換えが早かったため、有楽町でぶらぶらと時間をつぶしながら、丸井の地下で韓国料理を食べました。久しぶりの妻家房。結構、ボリュームあって、辛くておいしかったです。
★石焼ビビンバ、チゲ鍋、プルコギ、チヂミなど
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