
<追記>
このブログを書いた後、12月29日、根津甚八さんがご逝去されました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
個人的には大河ドラマ『黄金の日々』の石川五右衛門役で出会い、最後は『GONINサーガ』を経て、代表作『さらば愛しき大地』でその雄姿を観ました。
残念です。
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ふらっと近くのTSUTAYAでDVDを眺めながら、そういえば映画館に見に行こうと思って結果行かなかった『GONINサーガ』を発見。結局その日は何も借りずに帰宅したのだが、たまたま運よくCS(チャンネルNECO)で本作をオンエアしていたので思わず鑑賞。
1995年のオリジナル版『GONIN』のファン。日本版ノワールと呼ぶにふさわしい、スタイリッシュなバイオレンス・アクションの傑作。佐藤浩市、本木雅弘、竹中直人、ビートたけし、根津甚八をはじめ脇を固める永島敏行、木村一八、鶴見辰吾など登場人物がみんなエネルギッシュで尖がっている。
個人的には、深作さんの『いつかギラギラする日』と石井隆さんの『GONIN』が邦画バイオレンス・アクションのTOP2です。あともう1本と言われたら三池さんの『DEAD OR ALIVE〜犯罪者〜』を推します。
その『GONIN』の20年ぶりの正統的続編(1996年の『GONIN2』はストーリー的には別作品)となったのが『GONINサーガ』であるが、20年というかなりの時間を隔てて作られた続編ものって、成功/不成功が極端に分かれる宿命。
本作は、1作目の登場人物の子供が中心に暴れるストーリー。なので無関係な5人が偶然集まって、デカい事をやるというようなオリジナル版の高揚感はあまりない。キャストも若返っているので、深みもない。
そんな中、色んなことがあって芸能活動を引退して久しい根津甚八が監督の希望でこの作品のためだけに特別出演しているのが注目のポイント。1作目の元悪徳刑事で死んだと思われていた役で登場。といっても前作の後遺症でほとんど寝たきりのような設定で往年の根津甚八の面影はほとんどないのだが、そこを監督がファンタジックに描いているのがエモーショナルというか…なのでフツーのバイオレンス映画になっています。
同じチャンネルNECOでそのあと、根津甚八初期の代表作『さらば愛しき大地』(1982年)をオンエア。全編をしっかり鑑賞するのは実は初めて。高度経済成長の波をもろに被った茨城県鹿島地方の田園地帯を舞台に主人公の転落と家族や周囲のコミュニティの業をリアルに描いた作品。田舎の独特な空気、人間関係、緩さと窮屈さ。それと対比して描かれる田園風景の美しいこと。
自分的には『遠雷』(1981年)がオーバーラップしました。当時28歳の秋吉久美子がかなり美しい。個人的には『冒険者カミカゼ』(1981年)の秋吉久美子がベストですが、本作も侮れません。
ちなみに『冒険者カミカゼ』(1981年)、わたくしお薦めのアクション・アドベンチャーです。かなり面白いです。
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