一応・・・映画をテーマにしたブログなので、最近観た映画のレビューです。
とはいうものの震災以降、映画館からは遠ざかってしまいほとんどがブルーレイやDVD、BS/CS放送の視聴でしたが、ここ1-2カ月でようやくスクリーンに戻ることができるようになりました。
まずは、「監督失格」公式ホームページ
ドキュメンタリー・タッチの映画です。「エヴァンゲリオン」の庵野秀明プロデュース、監督は主人公でもある平野勝之。2005年、35歳の若さで亡くなったAV女優/ピンク映画女優の林由美香との出会いと別れを綴った作品。
林由美香は、私の世代とドンピシャ同じで、デビュー作がレンタル店に並んでいたのをよく覚えている。スリムなお嬢様系作品で、かなり人気があって貸出中が多かった。当時としてはジャケットがよくデザインされていて、メーカーの工夫が表れていた作品だと感じた。自分としては、実はそんなにタイプでも無かったのでお世話にはならなかった女優でしたが、けっこう長く活躍されていたので印象に残る人でした。
監督は妻帯者ながら彼女と付き合っていたので不倫だったようですが、別れた後、久しぶりに彼女の作品を撮る機会を得て、カメラを回しながら自宅に行ったところ、彼女の死に直面するというリアルな展開に驚愕します。後半は、この死と直面した人々の慟哭の連続・・・重い作品でした。生前の彼女の明るさ、キュートな魅力が映し出され、彼女の死後、監督は作品を一切撮れなかったとのことですが、それをふっきるのがラストの自転車での疾走・・・男ってやっぱりロマンティストなんだなあ・・・というのが一番の感想かな。好きな女性を忘れられないでいるという・・・これは自分にもかなりあるので、そのあたりが痛いところでもありました。

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続いて「世界侵略:ロサンゼルス決戦」公式ホームページ
だいたいハリウッドは、何年も前からネタ切れに陥っているので、アメコミやら続編ものやらリメイクやら・・・球切れになってくると“異星人”もののトレンドがやってくる。「第9地区」は傑作だったけれど、本作をはじめ、この後「カウボーイ&エイリアン」とか「ダーケスト・アワー」とかいくつかラインナップされている。
この作品は、「インデペンデンス・デイ」テイストの異星人侵略ものといった感じ。ID4系と評したのは、アメリカ万歳的なタッチだったから。引退を決意した海兵隊軍曹(湾岸戦争で部下を失ったトラウマ有り)が一部隊に一兵卒として復帰し、孤軍奮闘、エイリアン退治をやっちゃいますという突っ込みどころ満載の作品である。あくまで娯楽作品なので、それなりに楽しめますが心には残りませんので悪しからず。しかしID4から15-6年経っているんだけど・・・今度の異星人はかなり強い割に、シールド防御とか無いんですよね・・・

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「スリーデイズ」公式ホームページ
「クラッシュ」のアカデミー賞監督ポール・ハギスの最新作でラッセル・クロウ主演ときたら、ちょっとは期待してしまう映画ファンもいると思いますが。
愛する妻が突然殺人犯で逮捕される、証拠も揃っていて、あれよあれよというまに起訴。無実なのに中々アメリカの司法制度は埒が明かないということで大学教授の主人公が色んな知恵と情報を駆使して、彼女を脱獄させて家族ともども国外逃亡してしまうというお話。もともとはフランス映画「すべて彼女のために」のリメイク。昔だったらこの手の題材の作品は必ず大型のロードショーになって配給宣伝もプッシュされたろうに・・・中々最近の洋画不振の中で埋没しがちな作品になってしまうのが残念。
前半が少し緩慢でしたね・・・睡魔との闘いもチラホラ。後半はとてもスリリングに描かれていたのでなおさらです。でも警察の初動捜査があまりに杜撰・・・というかそのあたりにものすごく不快感あり。偶然の偶然によって殺人犯にされてしまった不幸も相まって、主人公の計画の暴挙さが荒唐無稽にも思えてくるのであります。人物描写のうまい監督の良さが、この荒唐無稽な演出で打ち消されてしまっているという感じでした。
結局、この作品「クラッシュ」のように映画賞総なめとはいかず・・・賞とは無縁のまま収束。そのあたりに監督の脚本のキレの悪さが出たのではないでしょうか。

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