映画監督のアーヴィン・カーシュナー氏が亡くなられた。享年87歳。
私はDVD関連の仕事で彼の監督作「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」「ロボコップ2」「ネバーセイ・ネバーアゲイン」を担当しましたが、どれも素晴らしい作品ばかりでした。「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」は、ファンの間でも人気の高い作品で、シリーズ屈指の傑作です。非常に手堅い職人芸的な作風で、かつアクションシーンはダイナミックです。「ネバーセイ・ネバーアゲイン」は、007の「サンダーボール作戦」のリメイクですが、とてもスタイリッシュです。番外編的な扱いなのが残念でした。
「スター・ウォーズ」は2012年にブルーレイ発売されますが、彼のインタビューが既に収録されていれば嬉しいのですが・・・ジョージ・ルーカスに与えた影響も大きい方のようです。彼のコメントがWEBで紹介されています。

ジョージ・ルーカス、死去した恩師アーヴィン・カーシュナー監督についてコメントを発表

[シネマトゥデイ映画ニュース] 映画『スター・ウォーズ』の監督であり、シリーズのプロデューサーでもあるジョージ・ルーカスが、映画『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』のアーヴィン・カーシュナー監督の死去に関して、StarWars.comにコメントを出した。
 コメントの中でルーカスは「世界は、偉大な監督であり、最も教養ある人物の一人を失った。彼と知り合えたことを誇りに思う」とした後「彼のことを考えるとき、彼の温かさや思慮深さ、その才能ばかり思い出す。すべての意味で彼は紳士だった」とアーヴィン監督への尊敬を述べた。
 アーヴィン監督は、ルーカスが南カリフォルニア大学の学生だったときの講師でもあり、当時ルーカスは彼の講義を受け、映画作りに関して多大な助言をもらっていた。その時代に培かったアーヴイン監督への信頼が『スター・ウォーズ』続編の監督を依頼する理由となった。
 コメントの続きでルーカスは「2作目を作るとき、僕はもう自分で監督はしたくなかった。だから、僕が心から信頼できて、敬愛し、さらに映画作りに成熟とユーモアのある人物を探す必要があった。そして、それはカーシュナーしかいなかった。僕は『帝国の逆襲』を、他のSFシリーズのような、単純な続編ではない、特別な何かにしたかった。そしてカーシュナーなら、その挑戦を助けてくれるとわかっていたし、実際彼は多くの要素を提供してくれた。そのことに心から感謝している」としている。実際、『帝国の逆襲』は、ファンの間でも1作目を超える傑作と評されることも多い、特別な続編となり、生前アーヴイン監督も同サイトのインタビューに答え、この作品を誇りに思っていると明かしていた。
 師弟の関係を超えた友情をはぐくみ『スター・ウォーズ』がアメリカ映画界の伝説的シリーズとなる、本当のきっかけともなった作品を作り上げたパートナーの死が、ルーカスの胸中にいいようのない寂しさをもたらしていることは、間違いないだろう。コメントの最後は「彼は同僚であり、友人だった。彼がいないことを寂しく思う」と締めくくられている。

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