
大林宣彦監督がお亡くなりになりました。享年82歳。
2年ほど前のキネマ旬報ベストテンの授賞式にご登壇されたお姿を現地で見たのが最後でした。
ちょうど私が中学生くらいの頃から、『ねらわれた学園』、『転校生』などの尾道三部作にはじまり、金田一ファンの私からは当時異色に感じた『金田一耕助の冒険』など、これまで様々な作品に触れて、人生の機微のようなものを奥深く感じました。映画職人がまた一人この世を去るのは、とても残念です。
以下、大林さんの作品の中で私の好きな作品です。
■異人たちとの夏
いちばん好きな1本です。40過ぎた主人公が若くして死んだ両親に会うファンタジー。泣ける1本。「今半の食事シーンで終わっておいてくれれば、なお最高の映画でした」とどうしても言いたくなるのはブルーレイのジャケットがホラーバージョンであることにも関連しています。この作品はやはりDVD版の家族団らんのジャケットがいちばんです。こういうところにメーカー担当者のセンスに疑問を持ってしまうのは、私のかつての職業病なのかもしれません。
■理由
宮部みゆき原作のベストセラーがとても面白かった。登場人物の多さから映像化するのは難しいと思いましたが、これだけ贅沢に多くのキャストを集めて丹念に"取材形式"の映像で綴った作風は見事です。amazonの評価はイマイチですが、個人的にはとても面白い作品に仕上がっていると思います。
■姉妹坂

1985年作品。未DVD化なので、あまり観る機会のない1本。当時の旬な女優陣を結集させた、東宝の『細雪』テイストの作品ですが、これもあまり観た方の評価は高くない。
30年以上前でしょうか、出張先のホテルでTVで放映していたのを何気に観ていたのですが、何となく引き込まれてしまいました。映画の最後で、監督のモノローグ(確か「好きな人に好きと言えない不幸〜」)のようなものが流れたのですが、あれは記憶違いだったのかどうか、未だに確認できていません。映画専門チャンネルでオンエアされたら確認したいと思います。
■おまけ
大林さんの作品は、なぜか女優が脱ぐ(私的には『転校生』の小林聡美も入りますが…)シーンが結構あるんですよね。
☆石田ひかり
☆高橋かおり
☆宝生舞
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