俳優の加藤剛さんが亡くなられました。享年80歳。謹んでお悔やみを申し上げます。
私にとっては、大河ドラマを観るきっかけとなった『風と雲と虹と』の平将門、『砂の器』『影の車』などをはじめとする数々の松本清張作品など大好きな作品が多かったです。加藤さんの作品の思い出をまとめます。

松本清張作品の映画では、一番好きな作品です。天才ピアニストで殺人犯の和賀英良を演じました。原作より、より人生の苦悩が際立つ人間的なキャラクターで描かれていたと思います。
この作品も好きな1本です。松竹作品では、『黒の斜面』と並んで、岩下志麻さんとの共演が多かった印象です。
子供の頃のトラウマ(母の愛人である叔父を殺した)から、今の愛人(岩下志麻)の子供に殺されるのではと思い始めて精神のバランスを崩していく主人公の役でした。主人公に懐かない子供(ケンちゃん)が怖かった…。ラストでケンちゃんが鉈を振りかざして主人公を襲い、思わず主人公は子供の首を絞めて逮捕されてしまいます。この後、ケンちゃんが死んだのかどうかが当時からの疑問でしたが、今回を機に色々調べたところ、「殺人未遂」でケンちゃんは生きていたということでした。
偶然が織りなすシチュエーション・サスペンスの作品です。会社の大金を預かって出張に出た主人公が乗るべき飛行機に乗らないで、チケットを他人に譲って愛人宅で一泊。ところがその飛行機が墜落して、乗客は全員死亡。乗客名簿から死んだことになった主人公の運命。すぐに名乗り出れば良かったのに、愛人の謀略もあり、大金の誘惑もありで、名乗り出ないまま、ずるずると深みにはまっていくというお話でした。
"教育県"と言われていた長野県の学校に通っていたので、文科省系推薦の映画は、よく地元の映画館に学年単位で連れていかれたことが多かったです。もちろんロードショー館ではないので、二本立てで併映している娯楽作品はあったのですが、そちらは見せてくれずに帰されるのがオチでした。
この作品は、学校で連れていかれて観た1本です。原作者の三好京三氏の実体験をもとに映画化した作品で、子供のいない教師夫婦が著名な作家の娘を引き取って、子育てに奮闘する作品でした。子供の実親の加藤嘉のキャラが爆裂していて、そのDNAを受け継いだ超ワガママ娘を引き取った夫婦のパニックぶりが心に焼き付いた1本です。


晩年の作品で記憶に残るのはこの2作。『舟を編む』は辞書編纂の主幹役で、長年かけて出来上がった辞書の完成を見ることなく鬼籍に入られた役でした。『沈まぬ太陽』は総理大臣役でした。いわゆるJAL問題の解決に取り組んだものの、党利党略と自己保身でしりすぼみになった首相の役でした
私にとっては、大河ドラマを観るきっかけとなった『風と雲と虹と』の平将門、『砂の器』『影の車』などをはじめとする数々の松本清張作品など大好きな作品が多かったです。加藤さんの作品の思い出をまとめます。
『風と雲と虹と』(1976年)
1976年度の大河ドラマ。当時、私は11歳でした。この作品から大河ドラマを見始めるようになりました。平将門役を演じられましたが、やはりラストシーンの討たれる場面は未だに記憶に残っています。 近年2インチVTRが見つかって、修復作業が行われてDVDで観ることができるようになりました。NHKアーカイブス@nhk_archives
【訃報】加藤剛さん死去、主演をした大河ドラマ「風と雲と虹と」の映像とあらすじをご紹介します。https://t.co/iRbOQBYm0F #加藤剛さん死去
2018/07/09 10:16:14
『砂の器』(1974年)
松本清張作品の映画では、一番好きな作品です。天才ピアニストで殺人犯の和賀英良を演じました。原作より、より人生の苦悩が際立つ人間的なキャラクターで描かれていたと思います。
『影の車』(1970年)
この作品も好きな1本です。松竹作品では、『黒の斜面』と並んで、岩下志麻さんとの共演が多かった印象です。
子供の頃のトラウマ(母の愛人である叔父を殺した)から、今の愛人(岩下志麻)の子供に殺されるのではと思い始めて精神のバランスを崩していく主人公の役でした。主人公に懐かない子供(ケンちゃん)が怖かった…。ラストでケンちゃんが鉈を振りかざして主人公を襲い、思わず主人公は子供の首を絞めて逮捕されてしまいます。この後、ケンちゃんが死んだのかどうかが当時からの疑問でしたが、今回を機に色々調べたところ、「殺人未遂」でケンちゃんは生きていたということでした。
『黒の斜面』(1971年)
『影の車』、そして『黒の斜面』は自ら破滅する主人公を演じました。この作品は、DVD発売されていないようです。残念。偶然が織りなすシチュエーション・サスペンスの作品です。会社の大金を預かって出張に出た主人公が乗るべき飛行機に乗らないで、チケットを他人に譲って愛人宅で一泊。ところがその飛行機が墜落して、乗客は全員死亡。乗客名簿から死んだことになった主人公の運命。すぐに名乗り出れば良かったのに、愛人の謀略もあり、大金の誘惑もありで、名乗り出ないまま、ずるずると深みにはまっていくというお話でした。
『子育てごっこ』(1979年)

"教育県"と言われていた長野県の学校に通っていたので、文科省系推薦の映画は、よく地元の映画館に学年単位で連れていかれたことが多かったです。もちろんロードショー館ではないので、二本立てで併映している娯楽作品はあったのですが、そちらは見せてくれずに帰されるのがオチでした。
この作品は、学校で連れていかれて観た1本です。原作者の三好京三氏の実体験をもとに映画化した作品で、子供のいない教師夫婦が著名な作家の娘を引き取って、子育てに奮闘する作品でした。子供の実親の加藤嘉のキャラが爆裂していて、そのDNAを受け継いだ超ワガママ娘を引き取った夫婦のパニックぶりが心に焼き付いた1本です。
『舟を編む』(2013年)、『沈まぬ太陽』(2009年)
晩年の作品で記憶に残るのはこの2作。『舟を編む』は辞書編纂の主幹役で、長年かけて出来上がった辞書の完成を見ることなく鬼籍に入られた役でした。『沈まぬ太陽』は総理大臣役でした。いわゆるJAL問題の解決に取り組んだものの、党利党略と自己保身でしりすぼみになった首相の役でした

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