
久しぶりの試写会でよみうりホールへ。なんか懐かしい。かつて仕事でよくプレゼンテーションをした場所。
作品は『キングスマン』というスパイ・アクションもの。『キック・アス』『X−MEN:ファースト・ジェネレーション』などのマシュー・ヴォーン監督の最新作。
『キック・アス』好きな人には十分楽しめる作品だと思う。今どきの若者がスパイ養成機関にスカウトされて成長していく様を、ポップでスピーディな娯楽作品としてきっちりまとめていて、007や『ナポレオン・ソロ』といった往年のスパイ映画への敬愛も見て取れて面白い。
仕組まれたガジェットによって人と人が好戦的になるという設定は、『ウルトラセブン』のメトロン星人の話を思い出した。駅前(ロケ地は向ケ丘遊園駅前らしい)のたばこ販売機のたばこに細工をして、たばこを吸った人と人とがいがみ合って戦って自滅することを目論む話だけど結構似ている。直接宇宙人が攻めるのではなく、人間同士で戦わせるという、かなりメッセージ性の強いエピソードで個人的には好きです。
セブンが好きなので、書いた流れでちょっと詳しく触れておくと…このエピソードは第8話「狙われた街」に登場します。
メトロン星人は、地球侵略のモデル地区として北川町を選び、アパートを拠点に活動を開始。黒服の人間に化け、吸い込むと周囲がすべて敵に見えるという赤い結晶体入りのタバコを自動販売機に仕込み、タバコを吸った人間を錯乱させた。主人公モロボシ・ダンに拠点に潜入されるが動じず、逆にダンを招き入れ、卓袱台を囲みながら自身の作戦の理由を暴露した。
教えてやろう。
我々は人類が互いにルールを守り、信頼しあって生きていることに目をつけたのだ。
地球を壊滅させるのに暴力をふるう必要はない。
人間同士の信頼感をなくせばよい。
人間たちは互いに敵視し傷つけあい、やがて自滅していく。どうだ、いい考えだろう。
★ラストの印象的なナレーション…秀逸!!
メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。
人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。でもご安心下さい、このお話は遠い遠い未来の物語なのです。
え、何故ですって?
我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから
★ちゃぶ台を囲んでダンとメトロン星人が対峙する有名なシーン

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