全米脚本家協会のストライキの影響は今後様々な分野に波及してくることが予想される。大きなものとしては、製作の停止によるコンテンツ配給の遅延がある。これは日本に洋画の配給本数が減るばかりでなく、TVシリーズ(「24」や「LOST」など)のDVD化やTV放映も同じ事が起こる。そうなると売上が一時的に各テリトリーで減る事になり、大規模なリストラなどが起こる可能性がある。もうひとつは、俳優などがストに同調する事で、授賞式などのイベントが中止になるなどの波及効果だ。噂どおり、ゴールデン・グローブ賞のイベントが中止になるというニュースが流れた。下記バラエティ紙のサイトより。

ゴールデングローブ賞授賞式中止!  2008/01/08
 信じられないことだが、米脚本家協会(WGA)のストライキの影響で、開催されるかどうか危ぶまれていた第65回ゴールデングローブ賞授賞式が、本当にキャンセルされることになった。

 恒例のゴージャスな授賞式の代わりに、当日1月13日の夜6時(ロス時間)に受賞者の名前を淡々と発表する1時間の記者会見が行われ、その模様がNBCのニュース番組として放送されることになった。

 授賞式がなければ、スターも来ない。その結果、スターたちが授賞式のあとに参加する映画会社やテレビ局の有名なパーティーもすべてキャンセルされた。

 授賞式を1時間の記者会見にしようと提案したのは、NBCユニバーサル社の社長権CEOのジェフ・ザッカー氏。会場は毎年授賞式が行われるビバリー・ヒルトン・ホテル。当日、ゴールデングローブ賞の25項目のカテゴリーの受賞者の名前が発表されることになる。

 NBCは、WGAのストライキの対象テレビ局だが、NBCの報道番組は別契約となっていて、ライターたちはストライキを行っていない。ゴールデングローブの主催者ハリウッド外国人記者協会(HFPA)と、授賞式のテレビ制作を担当することになっていたディック・クラーク・プロダクションズは、WGAと72時間も激しい交渉を続けた。しかしWGA側は、記者会見形式となっても、当日、ホテルの前でピケラインを張ると主張。

 HFPAとディック・クラーク・プロダクションズ側は、スターたちがパーティーに参加できるよう、WGA側にホテルの前でのストの中止を交渉し続けていた。しかし、NBC側は、授賞式が1時間の記者会見形式に変更された段階で、スターがパーティーに参加しようが、WGAがピケを張ろうが、どうでも良いといった様子だった。

 「恒例の授賞式が行われないということは、まことに遺憾です。世界中の映画ファンが、お気に入りのスターが2007年の活躍の成果を祝う瞬間を見られないわけですから。でも、予定していた日に受賞者の発表が出来る。それがせめてもの救いです」と、HFPAの会長Jorge Camaraはコメントした。

 月曜のある時点では、WGAは1時間程度の記者会見と受賞者発表を放映するというコンセプトを承諾し、ピケを張らないことに同意していた、と関係者は話す。しかし、状況に詳しい者の話によると、午後になって、NBCが日曜のゴールデンタイムである午後7時から9時まで同賞の過去の授賞式の模様などを放映し、その後10時から「アクセス・ハリウッド」特別番組でパーティーの様子を放映する意向である、との噂が流れた時点で、交渉は暗礁に乗り上げた。

 通常の状況ならば、NBCは、ゴールデングローブ授賞式の放映により1500万ドルから2000万ドルの広告収入を得、またHFPAは放映権としてNBCから約600万ドルを受け取る。今年、HFPAはその権利金をNBCから受け取っておらず、NBCもまた、少なくとも1、2時間のゴールデングローブ賞絡みの特別番組を設け、その中の記者会見放映中の広告枠を売る形への変更を余儀なくされそうだ。<ここまで>

このままいくとアカデミー賞もかなり危ないのでは・・・という予測もちらほらと出始めるだろう。映画はPRが命、ネガティブキャンペーンは衰退につながりかねないので早期解決を望むしかないだろう。