大学選手権2024

1.試合結果

■全国大学選手権大会(決勝)
・早稲田大 15 vs.33 帝京大
前半 : 早稲田大 12 vs.14 帝京大
後半 : 早稲田大   3 vs.19 帝京大

2.コメント

NHKでLIVE観戦。
帝京が早稲田を破って4連覇、これにて2024年度の大学ラグビーは終了しました。
対抗戦の結果(早稲田 48 vs.17 帝京)などからも早稲田優勢という雰囲気でしたが、帝京に見事にリベンジをされてしまいました。
対抗戦の試合との決定的な違いはスクラム、SOのキックの効果、メンバー交代だったのではないかと思います。帝京の第一列のメンバー変更が見事に当たって終始スクラムで優勢でしたが、ここで早稲田がペナルティを連発するとは中々予想できなかったと思います。SO服部君のキックは、とりわけ風上の後半で有効に生きるだろうと思いましたが、キックとアタックのバランスが悪く風上の優位性を生かせない時間帯が多かったのが悔やまれます。
また、割とFW中心のコンタクトプレーが多く、早稲田の強力BK陣を使った展開が少なかったというのも、帝京の圧力によるものなのかどうか。対抗戦で5トライあげた田中健想君のボールタッチも少なかったです。これまで必ず得点機会の中心にいた佐藤健次君と田中健想君がしっかりとマークされていたというのも帝京の準備によるものでしょう。
メンバー交代は前述の通り帝京は第一列の編成替えが奏功。早稲田は準決勝の京産大戦、メンバー交代した後半ラスト、ずるずると失点を重ねたのが気になっていたのですが、FW1列の消耗やSH交代でテンポを大きく上げられなかったことなどラスト20分の勝負でやられた感があり、特に後半のゲームプランが今一つワークしていなかったかなという印象です。そこが早稲田にとっては惜しかったところです。
双方のディフェンスは粘りがあって見どころがありました。とりわけ光ったのは帝京のモールディフェンスで、明治もここでやられていましたからこの試合も肝になっていたと思います。
優勝必是の帝京は、スクラムやセットピース、キック対策などすべての面でしっかりと準備してきてましたね。また帝京一強(?)の流れかと思うと複雑な気持ちもあります。"第二黄金期"とすら言われ始めているようですが、勝つためのラグビーが学生スポーツの域を超えてしまうと、観戦の醍醐味が薄れてくるというジレンマを抱えながら、来季も楽しみたいと思います。
■観客動員数など
チケットは完売で19,035人。満員で埋まっている会場はいいですね。
高校サッカーの決勝をやっている国立は3階席も使って満員の58,347人、ラグビー決勝を国立でやったとしても動員ではきっと敵わなかったでしょう。
■来年度の大学選手権
今年度も対抗戦の2校が決勝に残ったため、現行の制度が引き継がれるならば来年度も対抗戦5校、関東リーグ戦3校、関西Aリーグ3校という出場枠になると予想されます。
2020年度、2021年度(この年はコロナ禍の対策で前年度のトーナメント枠を継続、関西は特例で4枠)、2022年度、2023年度、2024年度とずっと同じパターンが続いています。
この制度を続けるならば、トーナメントの山をもう少しアレンジした方が個人的には良いと思います。
今回1位枠の早稲田は近畿(関西3位)➡京産(関西2位)と勝ち抜いて決勝進出、2位枠の帝京は慶應(対抗戦4位)➡明治(対抗戦3位)➡早稲田(対抗戦1位)という流れで、帝京は結局対抗戦勢としか対戦しない選手権となりました。早稲田は関西2校との対戦で決勝に向けて強度を上げるというところでは少し足りなかったかもしれません。
現行の出場枠を維持するにしても、シードをやめて同じグループ同士が当たらないような組合せを考えるなど、少しアイデアを絞った方が良いと思います。毎年対抗戦1位は関西3位と当たって正月越え・・・というパターンは少しマンネリではないでしょうか。

3. メディア・レビュー










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