暑い日が続きます。
どこかで涼みたいところです。学生時代ならまだしも、もうパチンコ屋はさすがに行きません。受動喫煙防止推進派なので、パチンコ屋には入ることができません。
面白い映画があれば映画館で涼を取れて良いのですが、今年は、背中を押す作品がまだありません。
昨年は『シン・ゴジラ』『君の名は。』をダブルヘッダーで観たのに、今年はその勢いに至っておりません。
何でだろう…『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作。1-3作までは劇場で鑑賞。1作目は2003年公開だからもう14年。1世代(12年)以上回っているではないか。『トランスフォーマー』も1作目は劇場で観たけど、これも2007年だから10年前…。フランチャイズに対する興味が完全に無くなっている。つまり私のような世代がターゲットではなく、前作までは関係なく今から初めて観て楽しんでくださいね!!というアプローチ。でも、これでいいと思う。
私の場合、洋画が体に染みついてしまっているから今の状況に悶々とするのだけれど、邦画はどうなのだろうか。
良くも悪くも東宝が凄いな、と思うのは水物と言われる映画の世界でもしっかりと売上の帳尻を合わせる経営的な技量を発揮しているところ。『シン・ゴジラ』『君の名は。』が無くても、シリーズもののアニメの興行でしっかり興収の土台を固定させて、あとは色んな作品の"合わせ技"でグロスで稼ぐやり方を定着させている。1本で80億稼げなければ、5本で80億稼げばいいという割り切り方。もちろん利益を考えればその分、低予算映画が増える計算にはなりますが…

今や、胸を張って洋画を前面に出して勝負していけるスタジオはディズニーくらいか。
いやユニバーサルとパラマウントを受託して、疑似UIP化している東宝東和もあるか。
ワーナーは中長期的な経営判断と努力が成功したと思う。『ハリー・ポッター』『マトリックス』などの人気シリーズが終わり、洋画だけで勝負できなくなる時代を見越して、試行錯誤しながら邦画やアニメなどの国内コンテンツに資源を注いできた。
洋画メインの時代が終わりつつある中、その先行投資が生きてきている。もちろん国内コンテンツはメディアミックスだから、すべての売り上げを包括できるわけではないが、安定供給路線を築いたのは、経営判断の勝利だ。石橋を叩いてワーナーの挑戦する姿を見ているうちに、結局何もできないまま取り残された洋画メジャーが数社。彼らは今や、青息吐息。
さて私が勝手に見立てたワーナーの邦画"3部作"は、どうなったのだろうか。
どれも人気の原作があって、アニメ化されている作品ばかり。全部、原作のようにヒットしたら美味しい。
指標を合わせるために公開初週の週末2日間の成績で比べてみた。
� 慳妓造僚賛諭戞ΑΑ�1.89億円(331スクリーン)
�◆惷篋押戞ΑΑ�5.41億円(335スクリーン)
��『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』・・・1.67億円(325スクリーン)
『銀魂』は、既報の通りスマッシュヒット。たまたま高校生の甥が遊びに来ていた時、『銀魂』観に行こうかな、と言っていた。ということは、映画ファンというより、ライトな低年齢層にそのままストレートに刺さっている作品なのだということがそこでわかった。その気軽さは、原作→実写化の際に炎上化する「原作レイプ」的なアンチテーゼの薄さを感じさせるものだ。
同じ配給会社なら、『銀魂』効果を借りて『ジョジョの奇妙な冒険』のヒットに繋げるシナジー効果を当然狙いたい。勢いがあれば、『銀魂』の客が『ジョジョの奇妙な冒険』に流れてくるはずだという"皮算用"が生まれる。まさに「柳の下に〜」の理論。
ところがどうもそんな感じにはなっていない。『ジョジョの奇妙な冒険』の初週は、『銀魂』と比較するとその1/3以下。勢いは止まったのか??というか、夏休み映画なのにコケていないか??
もしそうなら1勝2敗。1勝がものすごいヒットだったら、他のマイナスをカバーしてみんなハッピー。ただそんなに簡単ではないと思うけど。
1勝2敗が正しいかどうかは別として、原作がライトな中高生からヤングアダルト層に支持の高い『銀魂』は成功し、もう少し上の層にもファンの塊がある『無限の住人』『ジョジョの奇妙な冒険』は、映画として十分な支持を得られなかったという見立てができるのかな。キムタクのマイナスイメージ、三池監督の興収ポテンシャルの限界なども当然影響はしていると思いますが…。
『銀魂』は、続編を作るでしょう。続編公開が前提だった『ジョジョの奇妙な冒険』は、どうなることやら。
ワーナーの立場からすると、とりあえず「もうキムタクさん主演で映画は作りません」とジャニーズのオファーを断る口実はできたのかな。何より数字が実証しているのだから。あとは、三池崇史監督はワーナー御用達だけど、興収を考えたら、お金をかける映画では今後は使いにくいだろうなと思う。
マクロで見たら、これは邦画実写映画の氷山の一角。前から言っているように、純愛学園映画は、とめどなく供給されているし、原作ありきの映画は後を絶たない。
それでも消費者に「選択」されはじめているのだ。昔みたいに邦画バブル的に30-40億円稼いでいた作品が激減している。ジャニーズ・タレントを主役において、有名な原作をセットにして映画化をしても、観る客は限られているという、まっとうな時代に戻りつつある。
その分、本来のコンテンツ力である「ジヤバコン」アニメに観客が寄ってきているという流れが止まらない。
コンテンツの輸出を考えれば、この流れはある意味正しい。
どこかで涼みたいところです。学生時代ならまだしも、もうパチンコ屋はさすがに行きません。受動喫煙防止推進派なので、パチンコ屋には入ることができません。
面白い映画があれば映画館で涼を取れて良いのですが、今年は、背中を押す作品がまだありません。
昨年は『シン・ゴジラ』『君の名は。』をダブルヘッダーで観たのに、今年はその勢いに至っておりません。
何でだろう…『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作。1-3作までは劇場で鑑賞。1作目は2003年公開だからもう14年。1世代(12年)以上回っているではないか。『トランスフォーマー』も1作目は劇場で観たけど、これも2007年だから10年前…。フランチャイズに対する興味が完全に無くなっている。つまり私のような世代がターゲットではなく、前作までは関係なく今から初めて観て楽しんでくださいね!!というアプローチ。でも、これでいいと思う。
私の場合、洋画が体に染みついてしまっているから今の状況に悶々とするのだけれど、邦画はどうなのだろうか。
良くも悪くも東宝が凄いな、と思うのは水物と言われる映画の世界でもしっかりと売上の帳尻を合わせる経営的な技量を発揮しているところ。『シン・ゴジラ』『君の名は。』が無くても、シリーズもののアニメの興行でしっかり興収の土台を固定させて、あとは色んな作品の"合わせ技"でグロスで稼ぐやり方を定着させている。1本で80億稼げなければ、5本で80億稼げばいいという割り切り方。もちろん利益を考えればその分、低予算映画が増える計算にはなりますが…
ワーナー"珠玉"の邦画3本、その結果は…

今や、胸を張って洋画を前面に出して勝負していけるスタジオはディズニーくらいか。
いやユニバーサルとパラマウントを受託して、疑似UIP化している東宝東和もあるか。
ワーナーは中長期的な経営判断と努力が成功したと思う。『ハリー・ポッター』『マトリックス』などの人気シリーズが終わり、洋画だけで勝負できなくなる時代を見越して、試行錯誤しながら邦画やアニメなどの国内コンテンツに資源を注いできた。
洋画メインの時代が終わりつつある中、その先行投資が生きてきている。もちろん国内コンテンツはメディアミックスだから、すべての売り上げを包括できるわけではないが、安定供給路線を築いたのは、経営判断の勝利だ。石橋を叩いてワーナーの挑戦する姿を見ているうちに、結局何もできないまま取り残された洋画メジャーが数社。彼らは今や、青息吐息。
さて私が勝手に見立てたワーナーの邦画"3部作"は、どうなったのだろうか。
どれも人気の原作があって、アニメ化されている作品ばかり。全部、原作のようにヒットしたら美味しい。
指標を合わせるために公開初週の週末2日間の成績で比べてみた。
� 慳妓造僚賛諭戞ΑΑ�1.89億円(331スクリーン)
�◆惷篋押戞ΑΑ�5.41億円(335スクリーン)
��『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』・・・1.67億円(325スクリーン)
『銀魂』は、既報の通りスマッシュヒット。たまたま高校生の甥が遊びに来ていた時、『銀魂』観に行こうかな、と言っていた。ということは、映画ファンというより、ライトな低年齢層にそのままストレートに刺さっている作品なのだということがそこでわかった。その気軽さは、原作→実写化の際に炎上化する「原作レイプ」的なアンチテーゼの薄さを感じさせるものだ。
同じ配給会社なら、『銀魂』効果を借りて『ジョジョの奇妙な冒険』のヒットに繋げるシナジー効果を当然狙いたい。勢いがあれば、『銀魂』の客が『ジョジョの奇妙な冒険』に流れてくるはずだという"皮算用"が生まれる。まさに「柳の下に〜」の理論。
ところがどうもそんな感じにはなっていない。『ジョジョの奇妙な冒険』の初週は、『銀魂』と比較するとその1/3以下。勢いは止まったのか??というか、夏休み映画なのにコケていないか??
もしそうなら1勝2敗。1勝がものすごいヒットだったら、他のマイナスをカバーしてみんなハッピー。ただそんなに簡単ではないと思うけど。
1勝2敗が正しいかどうかは別として、原作がライトな中高生からヤングアダルト層に支持の高い『銀魂』は成功し、もう少し上の層にもファンの塊がある『無限の住人』『ジョジョの奇妙な冒険』は、映画として十分な支持を得られなかったという見立てができるのかな。キムタクのマイナスイメージ、三池監督の興収ポテンシャルの限界なども当然影響はしていると思いますが…。
『銀魂』は、続編を作るでしょう。続編公開が前提だった『ジョジョの奇妙な冒険』は、どうなることやら。
ワーナーの立場からすると、とりあえず「もうキムタクさん主演で映画は作りません」とジャニーズのオファーを断る口実はできたのかな。何より数字が実証しているのだから。あとは、三池崇史監督はワーナー御用達だけど、興収を考えたら、お金をかける映画では今後は使いにくいだろうなと思う。
マクロで見たら、これは邦画実写映画の氷山の一角。前から言っているように、純愛学園映画は、とめどなく供給されているし、原作ありきの映画は後を絶たない。
それでも消費者に「選択」されはじめているのだ。昔みたいに邦画バブル的に30-40億円稼いでいた作品が激減している。ジャニーズ・タレントを主役において、有名な原作をセットにして映画化をしても、観る客は限られているという、まっとうな時代に戻りつつある。
その分、本来のコンテンツ力である「ジヤバコン」アニメに観客が寄ってきているという流れが止まらない。
コンテンツの輸出を考えれば、この流れはある意味正しい。
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