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・「8番ファースト」から背番号「1」へ。齊藤剣、明大の好調スクラム支える。
明大のFWの大事な第一列を構成する齋藤君の記事です。
船木君とともに1,2年時U20に選出されて期待されたものの第一列のレギュラーを掴めないまま、今年はターニングポイントの3年となりました。
私が観戦に行った全早慶明のvs.慶應戦でのスクラムワークが非常に良くて、かつボールを持ってのアタックも重量感があり目立っていました。
東海大戦もスクラムでは終始優勢に攻めていたので、今年のキーマンになるはずです。
両PRのレギュラーを誰が取るのか。斎藤、船木のコンビか、経験の祝原か期待の安か新妻か。
誰がポジションを取っても押し負けない第一列になってもらいたいと思います。
明治のスクラムですが、昨年は帝京大戦まではそれなりに戦えていた。早稲田戦でピンポイントで攻略されて破綻して、想定していた選手権の日程が狂って、京産大戦でも修正ができなかった。
今年は、そんなことのないように"絶対安定"のスクラムに期待しています。
 21−19と2点リードで迎えた後半開始早々。ハーフ線中央で相手ボールスクラムを迎える。
 ここで意を決したのは、明大3年の齊藤剣。身長177センチ、体重115キロの左PRだ。最前列で、対峙する東海大陣営の掛け声に燃えた。
 5月14日、静岡・県営草薙球技場。関東大学ラグビー春季大会Aグループの東海大戦に挑んでいた。
 意を決した背番号「1」は、勝負の1本を押し込む。後ろの味方の援護も受け、ターンオーバーを決める。明大は奪った球を前方に蹴り、WTBの山村知也のトライなどで19−28と差を広げた。
 この日は終始、スクラムで優勢をキープ。35−38と逆転負けも、手ごたえをつかんだ。 「スクラムから圧倒したいと思っていました。とにかく低くまとまって、真っ直ぐ押す…」
 秋田県の八森中では、野球部の主将だった。もっとも、おもな位置は「8番・ファースト」。打順は下位が多かったようだ。 「球に当たれば飛ぶんですけど、当たらなくて」
 中学卒業と同時に白球と別れを告げ、選んだ環境は能代工ラグビー部。父の晃さんや兄の海さんもプレーしたこのチームからは、熱烈な勧誘もあった。剣少年は、「必要とされているのなら…」とチャレンジに踏み切った。
 素質は間もなく、認められる。高校2年の8月、長野・菅平で開かれたコベルコカップ全国高校合同チーム大会のU17の部に「U17東北選抜」の一員として出場。3年時は高校日本代表候補に名を連ね、明大入学を勝ち取ったのだった。
 高校では当初、全国優勝58回の実績を誇るバスケットボール部の選手に「俺らが(学校を)引っ張っていくぜというオーラ」を感じた。もっとも、キャリアアップのたびに周りの目も変化した。当の本人は笑って振り返る。 「最初はバスケット部員に少しなめられていたんですけど、高校ジャパン候補とかに選ばれるようになると、『やれるんだな』と見られるようになりました!」  明大入り後も、昨年は20歳以下日本代表となるなど評価を受けてきた。都内での寮生活という環境の変化には、徐々に適応してきた。心身を充実させつつある3年目のシーズン。「自分の仕事はスクラム」と声を弾ませる。

(※文中の固有名詞(選手名等)は敬称略とさせていただいております。)

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