久しぶりにTSUTAYAでDVD5枚1,000円のレンタル。
映画館で見逃したタイトル中心にピックアップした。
まずは園子温監督最新作の『地獄でなぜ悪い』。ブラッディなアクション・コメディ風のエンターテイメント。
園子温監督は今の日本映画の中では最もエネルギーを持っているクリエーターだと思う。
かつてエネルギー迸る作品を連発していた三池崇史は今はメジャー公開の予算のついた作品製作にシフトしていて、以前に比べると完全に“落としどころ”を意識した作品作りをしてつまらなくなってきたし・・・
今、ズバッとアドレナリンが出る映画を作れるのは園子温か石井裕也(『川の底からこんにちは』『舟を編む』)くらいしか思い浮かばない。
でもここ最近の作品『冷たい熱帯魚』『恋の罪』『ヒミズ』を観たけど、観ているときはグイグイ引き込まれるんだけど、なぜか終わるとあまり心に残っていないのが不思議。グサッとくるテーマの割に不快な後味もそんなになく、結果的に自分の中でうまく昇華しているということなのか。
『地獄でなぜ悪い』は、ピーター・ジャクソン監督のスプラッター『ブレインデッド』テイストを期待してしまったのだけど、映画愛、家族愛、恋愛に仁義とすべてを大きな鍋に入れて煮込んで沸騰させたという印象で、残念ながらその感覚にはならず、ヒロインの二階堂ふみの可愛さだけが印象に残っただけでした。
彼女はポスト宮崎あおいかと思っていたけど、演技できる作品の幅は彼女の方が広いですね。
★“キル・ビル”を髣髴とさせる二階堂ふみ

★おそらく血の量ではNo.1の映画かもしれない「ブレインデッド」。突き抜ける爽快感は他の作品の追従を許さない。
つづいて1984年製作ジョン・ミリアス監督『若き勇者たち』のリメイク版『レッド・ドーン』。
オリジナルはアメリカが突然ソ連等共産国に侵攻され、逃げのびた少年少女が力を合わせて反撃するというストーリー。今回は共産国を北朝鮮(ロシアが背後で支援しているという設定)に代えている。
ジョン・ミリアスというと“タカ派”監督と言われていますが、戦争ものの良作が個人的には多いと思っています。大好きな『ビッグ・ウェンズデー』を監督した他、脚本では『地獄の黙示録』『今そこにある危機』なども手掛けています。
突然、北朝鮮に占領された祖国を取り戻すため、戸惑いながらも銃を手に取り、レジスタンスとして立ち上がる若者たちの愛と勇気をアクションと青春模様を織り交ぜ描き出す。監督は「ジェイソン・ボーン」シリーズや「007/慰めの報酬」などの第二班監督を務め、これが初メガフォンのダン・ブラッドリー。
海兵隊員のジェドは休暇で帰郷し、家族や友人たちと旧交を温める。ところが翌朝、街は北朝鮮軍に侵攻され、瞬く間に占領されてしまう。ジェドや弟のマットはじめ、辛くも逃げ出した若者たちは近くの山へと向かい、身を隠す。なんと、わずか1日でアメリカ全土が北朝鮮の手に落ちてしまったのだった。若者たちは、軍経験者のジェドを中心に、北朝鮮にゲリラ戦で徹底抗戦することを決意するが…。(ALL CINEMAより)
米国のシステムをダウンさせ反撃能力を完全に奪ったという前提なのだけど、やっぱり荒唐無稽感は否めない。いま世間で言われている集団的自衛権ではないけれどNATOや国連などのアメリカ以外の政治的勢力は一切触れずに、映画の舞台となっている都市のみにミクロでフォーカスしているのでどうしてもリアリティに欠けてしまう。もしこの事態だったら、米国本土以外から北朝鮮に核攻撃が行われて北朝鮮自体を崩壊させて事態解決してそうなところなのだけれど、本作は若者たちの蜂起により支配されていた米国民が立ち上がってやがて反転攻勢していくというレジスタンス的な描写となっている。
映画館で見逃したタイトル中心にピックアップした。
まずは園子温監督最新作の『地獄でなぜ悪い』。ブラッディなアクション・コメディ風のエンターテイメント。
園子温監督は今の日本映画の中では最もエネルギーを持っているクリエーターだと思う。
かつてエネルギー迸る作品を連発していた三池崇史は今はメジャー公開の予算のついた作品製作にシフトしていて、以前に比べると完全に“落としどころ”を意識した作品作りをしてつまらなくなってきたし・・・
今、ズバッとアドレナリンが出る映画を作れるのは園子温か石井裕也(『川の底からこんにちは』『舟を編む』)くらいしか思い浮かばない。
でもここ最近の作品『冷たい熱帯魚』『恋の罪』『ヒミズ』を観たけど、観ているときはグイグイ引き込まれるんだけど、なぜか終わるとあまり心に残っていないのが不思議。グサッとくるテーマの割に不快な後味もそんなになく、結果的に自分の中でうまく昇華しているということなのか。
『地獄でなぜ悪い』は、ピーター・ジャクソン監督のスプラッター『ブレインデッド』テイストを期待してしまったのだけど、映画愛、家族愛、恋愛に仁義とすべてを大きな鍋に入れて煮込んで沸騰させたという印象で、残念ながらその感覚にはならず、ヒロインの二階堂ふみの可愛さだけが印象に残っただけでした。
彼女はポスト宮崎あおいかと思っていたけど、演技できる作品の幅は彼女の方が広いですね。
★“キル・ビル”を髣髴とさせる二階堂ふみ

★おそらく血の量ではNo.1の映画かもしれない「ブレインデッド」。突き抜ける爽快感は他の作品の追従を許さない。
つづいて1984年製作ジョン・ミリアス監督『若き勇者たち』のリメイク版『レッド・ドーン』。
オリジナルはアメリカが突然ソ連等共産国に侵攻され、逃げのびた少年少女が力を合わせて反撃するというストーリー。今回は共産国を北朝鮮(ロシアが背後で支援しているという設定)に代えている。
ジョン・ミリアスというと“タカ派”監督と言われていますが、戦争ものの良作が個人的には多いと思っています。大好きな『ビッグ・ウェンズデー』を監督した他、脚本では『地獄の黙示録』『今そこにある危機』なども手掛けています。
突然、北朝鮮に占領された祖国を取り戻すため、戸惑いながらも銃を手に取り、レジスタンスとして立ち上がる若者たちの愛と勇気をアクションと青春模様を織り交ぜ描き出す。監督は「ジェイソン・ボーン」シリーズや「007/慰めの報酬」などの第二班監督を務め、これが初メガフォンのダン・ブラッドリー。
海兵隊員のジェドは休暇で帰郷し、家族や友人たちと旧交を温める。ところが翌朝、街は北朝鮮軍に侵攻され、瞬く間に占領されてしまう。ジェドや弟のマットはじめ、辛くも逃げ出した若者たちは近くの山へと向かい、身を隠す。なんと、わずか1日でアメリカ全土が北朝鮮の手に落ちてしまったのだった。若者たちは、軍経験者のジェドを中心に、北朝鮮にゲリラ戦で徹底抗戦することを決意するが…。(ALL CINEMAより)
米国のシステムをダウンさせ反撃能力を完全に奪ったという前提なのだけど、やっぱり荒唐無稽感は否めない。いま世間で言われている集団的自衛権ではないけれどNATOや国連などのアメリカ以外の政治的勢力は一切触れずに、映画の舞台となっている都市のみにミクロでフォーカスしているのでどうしてもリアリティに欠けてしまう。もしこの事態だったら、米国本土以外から北朝鮮に核攻撃が行われて北朝鮮自体を崩壊させて事態解決してそうなところなのだけれど、本作は若者たちの蜂起により支配されていた米国民が立ち上がってやがて反転攻勢していくというレジスタンス的な描写となっている。
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