さて週末はいよいよ大学選手権。明治の初戦は中央大学です。この大学は広くラグビーの名門校から学生を集めていて、選手層は肩書から見ればとても充実している学校です。国学院久我山、東福岡、啓光学園、清真学園などなど。中々リーグ戦でも上位には食い込んでいませんが、気の抜けないチームですね。明治はあくまでもチャレンジャーとして一戦一戦を勝ち上がってもらいたいものです。
明大スポーツに先日のサントリーとの練習試合の結果が載っていました。内容的には、準決勝で当たるだろう早稲田対策にフォーカスしているようですが、その前に戦う中央と流経大or筑波大の対策も万全でお願いしたいところです。
良かった部分は、ラインアウトの精度が上がっているところですね。セットプレーは攻撃の起点、ここをやっぱり強みとしてもらいたいです。

★明大スポーツ
ラグビー部 サントリーに健闘、選手権前に収穫得る/練習試合
◆12・12 練習試合(サントリーグラウンド)
▼○明治14{14-19、0-33}52サントリー

「広いパス回しをする早稲田のようなチーム相手にDFで止められるか、またFWで攻め切れるか」(細谷ヘッドコーチ)というように、早明戦で与えられた課題を焦点に臨んだ今試合。サントリーの「プライド」と明治の「チャレンジ」―――。結果は14―52と大差をつけられての敗北となったが、選手たちは大きな収穫を得たようだった。
 開始7分、左右に広くボールを展開する相手に翻弄され、中心にできたDFのスキから先制点を奪われてしまう。しかし、相手のコンバージョンも決まり7点を追い掛ける明治は11分、相手のペナルティから田村(優・文4)のキックで敵陣深く攻め込みトライのチャンスに。早明戦で改めて課題として浮き彫りとなったラインアウトも安定し、「FWでは勝っていた部分もあった」(楢山・営3)と、モールを組んだ明治はそこから15メートル近く前進。そこで決め切ることはかなわなかったものの、直後に得たペナルティーから再度モールで押し込んでトライと同点に迫った。ここで流れを引き寄せたい明治は、今回FBとして出場した染山(政経2)がショートパントを使い巧みにゲインし、佳久(法2)とつないでゴールラインを目指す。オフサイドのペナルティを取られ、自陣ゴール前5メートルのラインアウトから抜けた相手を仕留め切れず再び逆転されてしまうが、サントリー相手に臆(おく)することなく攻撃の手は緩めない。そして27分、佳久が右サイドを駆け抜け、アドバンテージで猿楽(政経2)につなぐと、最後は秦(法3)がトライを決め、14-14と再び詰め寄った。その後、再び相手に追加点を奪われてしまうものの、14―19とわずかにリードを許す形で前半を折り返した。
 大学選手権に出場するメンバーのセレクションを兼ね、FW、BK共に選手を入れ替えて始まった後半は、前半の善戦とは変わり大きく差がつく展開に。開始早々、相手の速攻に対応し切れず追加点を決められると、スクラムで押し負け、そのままトライを重ねられる場面が目立った。「後半は一人一人の1対1のアタックで社会人のスピードと強さに圧倒されてしまった」(堀江・商2)と運動量の差から相手に合わせ後手後手となってしまい、広げられた点差を返すことができないまま、14―52で試合は終了。
 後半反撃し切れず悔しい結果となったが、前半は「早明戦で課題となったブレイクダウンやアタックで超えるという意識を強く持ててターンオーバーしたり、セットプレーが安定していた。少しずつだけど、確実に早明戦の課題を修正できていると思う」(堀江)と、選手は得点差以上に手応えを感じたようだ。セットプレーやタックルの精度など克服すべき課題は明らかだ。今試合を最大の目標である「大学日本一」に向けての糧とできるか。大学選手権は1週間後に迫っている。

選手のインタビューなどはこちら