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実家生活も5ヶ月目を迎えました。
実家に戻ってからの私と家族の最大のミッションの1つが父親の運転免許返納でしたが、ようやく今月そのミッションを達成することができました。3年越しの説得・・・がようやく実を結びましたが、正直「長かった」そして「疲れた」という気持ちです。
父の加齢による物忘れが少し始まり、また緑内障の影響で視野が狭くなって運転が危なくなり始めたことから、数年前から免許返納については家族で考えていましたが、最初に返納の意思表示をしたのは父(当時86歳)でそれが3年ほど前のことでした。おそらく「東池袋自動車暴走死傷事故」や高齢ドライバーによる悲惨な運転事故の報道の影響を受けたことが大きかったと思いますが、父からの思わぬ申出に家族としては大喜びで拍手喝采という感じでした。ところが免許更新の時期を迎えて、父親が返納しないで免許を更新したことを母から事後に聞きました。結局、本人に返納する意思が実際のところ薄れてしまったようで、そこからは折に触れて返納を勧めるとともに一人での運転を極力させないようにしてきました。それでも行先を告げずに車に乗ってどこかに出かけてしまう・・・ということは何度もあり無事に戻ってくるまで家族は何も手を付けられないくらい神経を使いました。とりわけ、母はかなり疲弊しました。父の物忘れは日々進んでいき、昨年の夏から専門医の治療を受けることになり、ますます返納の必要性を感じました。担当医からも返納についてのアドバイスしてもらったりしましたが、遅々として進まず・・・そんな父は医者や親戚の前では「免許を返納します」と高らかに宣言するのですが、いざ警察に行って手続しようと家族が言うと「絶対返さない」「次も更新する」と真逆のことを言う、そんなやり取りを何度も繰り返す中、更新を迎える今年の89歳の誕生日が近づいて家族としては"ラストチャンス"という気持ちで説得に臨みました。ようやく父が返納する気持ちに傾いてきた中、手続させようといざ警察へ!!という直前までいって翻意されたり、警察の窓口に連れて行ったものの「返納しない」と言って帰ってきてしまったりで・・・家族としては半分諦め気分・・・最悪、免許の失効を待つしかないくらいな感じでしたが、今月の初め、母の説得に応じて返納する気持ちになり、本人の気が変わらないうちに私も付き添って警察の窓口に行きました。また、土壇場で翻意するのでは・・・と手続きが終わるまでハラハラドキドキでしたがあっさりと自分で手続を済ませました。父は運転免許証=身分証明書ということにこだわっていたので「運転経歴証明書」を発行してもらいました。これでようやくミッションの一部が完了して家族の肩の荷を少し降ろすことができました。
父といえば、物忘れのせいで翌日には免許を返納したことを忘れていました。これは想定していたことで、家族としては発行された「運転経歴証明書」を見せては返納したことを都度伝えたり、ケーキを買って返納のお祝いをしたりしましたが、父としては「返納したことを後悔している」と日々悔やんでいるようです。まあ、こればかりは仕方ない。時間が解決してくれるのを待つしかありません。
このことがあり、もう一つのミッションとして父の自動車を処分するという命題がありました。免許を返納したことを忘れてしまうことが時折ある以上、無免許で車を運転することを防ぐためでもありました。自分がもう乗れないのに車の処分については、父は頑なに固辞して説得は不調に終わりました。現在、我が家には父の乗る自動車と母の乗る自動車があり、私は自分の自動車を注文済で6月に納車されるのでこれを機に2台に絞る予定でしたが、今回は父の気持ちを尊重して父の車を残して母の車を処分しました。父が乗らないように車のキーを厳重管理して、しばらくは様子見で過ごしています。
親の認知症の問題、高齢者の運転免許返納の問題と極めて現代的な事象に直面して、そのリアリティを感じながら生きていますが、家族としての社会的責任にどう向き合っていくのか、考えることが多かったです。運転免許返納については、現行本人の自主的な返納意志による手続きしかありませんが、やはり年齢を区切って原則〇〇歳までに強制的に返納させるべきではないかと感じました。もちろん車無しでは生きていけない人への家族や公的機関によるサポートがセットになるべきで、一部例外は認めても良いと思いますが、更新試験の厳格化などは必要だと思います。

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