
今回は、対抗戦で鎬を削る筑波大学との試合をピックアップします。
暗黒時代に入ってからの明治にとって、対抗戦での優勝や選手権進出を目指していくうえで、筑波大学が"前門の狼"的な存在になりました。明治にとっては前半のヤマとして、まず「筑波に勝つ!」でした。長いトンネルから脱出を目指す明治、リクルーティングの成果やリーマンショックの影響による国立大人気などでユースや高校日本代表選手が多数集まりチーム力が増強しつつあった筑波との試合は、2010年以降好試合が生まれました。明治が対抗戦で勝利するものの、選手権でやられたということも2度経験し、ある意味でライバルとも言える相手です。この時期の筑波は、彦坂兄弟や竹中、水上といった花園のスター、日本代表となる福岡、内田などの素晴らしい素材が結集。ユース代表が最も多かった年もありました。ただ、残念だったのは選手層そのものは厚くなく、怪我人が出るとチーム力が落ちやすかったことです。ベストメンバーがもし揃っていたら、帝京の選手権9連覇は無かったかもしれません。ここ5年くらいの戦績では、少し明治がリードするようになってきたのかなというところですが、楽に勝たせてくれる相手ではないことは言うまでもないでしょう。
★最近の対戦成績
| 監督 | 対抗戦 | 大学選手権 | |
|---|---|---|---|
| 2019年度 | 田中 | 〇明治 59 vs.33 筑波 | |
| 2018年度 | 田中 | 〇明治 66 vs.21 筑波 | |
| 2017年度 | 丹羽 | 〇明治 68 vs.28 筑波 | |
| 2016年度 | 丹羽 | 〇明治 48 vs.28 筑波 | |
| 2015年度 | 丹羽 | 〇明治 26 vs. 0 筑波 | |
| 2014年度 | 丹羽 | 〇明治 41 vs.21 筑波 | ●明治 7 vs.43 筑波 |
| 2013年度 | 丹羽 | ●明治 10 vs.50 筑波 | |
| 2012年度 | 吉田 | 〇明治 23 vs.17 筑波 | |
| 2011年度 | 吉田 | 〇明治 20 vs.15 筑波 | ●明治 9 vs.11 筑波 |
| 2010年度 | 吉田 | 〇明治 26 vs.22 筑波 | |
| 2009年度 | 吉田 | ●明治 24 vs.43 筑波 | |
| 2008年度 | 藤田 | ●明治 14 vs.28 筑波 |
■2012年度対抗戦
筑波はこの年、帝京を破って対抗戦優勝(筑波、帝京、明治の3校が1位)。最も選手権優勝に手が届きかかった1年であることは間違いないだろう。その筑波に対して、明治は前半10 vs.17と苦戦。後半は徹底したFW戦で逆転。ラストワンプレー、筑波のアタックを凌ぎ切っての勝利。最後の最後まで目が離せない試合でした。
■2011年度対抗戦
前半、筑波の快速WTB彦坂と竹中に明治は翻弄されリードされたまま後半へ。後半、明治はFW中心に立て直して秦一平、古屋等のトライで逆転して勝利をもぎ取った。選手権ベスト8で、雪と強風の舞う瑞穂で対戦。明治は、強烈な逆風下での後半のエリアマネージに失敗して惜敗した。
■2010年度対抗戦
2008年、2009年と筑波に大敗した明治。吉田監督のもと前年からのフィットネス強化、FW/BK一体のプレースタイルを目指して、ようやく春から結果が出始めた明治。この試合は明治が前半からリードするものの、後半残り僅かで筑波の猛攻にあう。明治4点リード、ゴールラインを背に筑波の連続攻撃を凌いでノーサイド。ハラハラドキドキの心臓に悪い試合でした。
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コメント
コメント一覧 (2)
竹中、福岡、山沢(兄)の3選手が同時期、ベストコンディションで大学選手権で出ていたら、筑波は優勝する可能性はかなりあったのではないかと思います。
竹中君は安定した下半身とスルスルと抜き去る独特のスピードが魅力の選手でした。伸び悩んだのが残念です。
桐蔭時代輝いていましたね🎵
個人的には竹中選手が一番好きだったから、早すぎる引退?残念です。