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2020年1月11日に予定されている「第56回 全国大学ラグビー選手権大会」の決勝戦が、新国立競技場で開催されることが決まったそうです。
ワールドカップの熱が冷める前にイベンタイズすることはとても大事ですが、さてさて、W杯後だからというだけでお客さんは集まるのでしょうか。選手権がトーナメント型式であるため、1月2日の準決勝の結果を待たないと決勝カードがわからないという根本的な問題があり、これまでの流れを踏襲するなら、最終的には進出する2チームの集客バリューにどうしても依存するということになり、そこにvariableな要素が生まれてしまう。
ただ、JRFUの会員もW杯効果で増えて、特典の招待券もこの試合で使えるだろうし、決勝でも使用可能な5枚つづりの大学選手権の自由席券セットも既に完売しているので、一定の集客は見込めそうな感じです。また、対戦カードに関わりなく、新国立でラグビーを観てみたいという人も多くいるでしょうから、"こけら落とし"だけに、それなりにお客さんは集まりそう。
しかしながら、早明戦ですら旧国立で開催していた最後の頃は、3万〜4万人の動員しかできていなかったし、それが秩父宮に移ってからは、2万人ベースにパイがシュリンクしているのが現実。ここから動員を「約4倍」(満員にする前提)にするには、コアユーザーのシニアのお客さんも大事ですが、長い目で見たら、かつてのように学生がメインで観に来られるスポーツイベントにしていかないとダメでしょうね。そのためにはチケットの価格設定もリーズナブルなものにしないと厳しい。例えば、早稲田・慶應・明治が絡む対抗戦のチケット価格は、つねづね高いなあと感じています。もっと気軽にラグビー観戦できる環境が欲しい。
協会としては、対抗戦で早稲田と明治が1位・2位 or 1位・3位となって選手権にエントリーして、それぞれのトーナメントの山を勝ち抜いて決勝に残るというのが、"捕らぬ狸の皮算用"的な願望なのは何となくわかる。このカードが集客にいちばんアドバンテージがあるのは事実だから。11月10日の対抗戦の結果で、その可能性が少し見えてきたことも、期待を後押ししているのだろう、きっと。最低でも早稲田と明治、どちらか1校でも決勝に残るというのが、協会のイメージだろうが、そんなに甘くないと思いますよ。トーナメントだし、勝負事ですから。
そんなことより、せっかく2か月前の今、発表したのだから、どの大学が決勝に進出しても、新国立を満員にできるマーケティングの新機軸をこの2か月で練りに練って、今から年明けまで、継続的に打ち出してもらいたいと思います。ファン心理からすれば、贔屓の大学が決勝に進むものと確信してチケットを買うタイプと2日の準決勝の結果を待って買うタイプなどいろんな人々がいます。それにとらわれずに「大学日本一を決める試合を新国立で観る」「ラグビーは面白くて、楽しい」というベネフィットをどれだけ幅広く浸透させられるか、少しだけ期待しています、ヒゲ森さん。



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