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決勝戦が3連休の初日だったおかげで、残りの2日でNHKとJ SPORTSの録画やスポーツ紙のメディアをゆっくりと確認することができました。
また、この間、多くの皆様から心温まるメッセージをいただき心からお礼申し上げます。皆様と明治の日本一を共有できたことを光栄に思います。
連休の最後は、決勝戦の雑感(とりとめのない感想)を書きたいと思います。
久しぶりにスポーツ紙を購入
ふだんあまり買わないのですが、久しぶりに買いました。前回買ったのは吉田監督時代、2012年の対抗戦(vs.早稲田)に勝利して同率1位優勝になったときです。
たまに買うと面白いですね。一般紙と違い、読むと未だに手にインクが付いたりするのも何となく懐かしい。特筆するのは、各紙ともに過去の勝敗データや22年前優勝時の対戦メンバーなどを紹介していて記事に工夫がされているところです。22年すべてが"暗黒時代"ではなく、その入口から深淵、復活への萌芽が俯瞰で読み取ることができます。
試合のポイント
観戦メモで書かなかったことを簡単にまとめます。
一つは、前半最後天理のラインアウトをマキシ選手が獲得してアタックした際に、福田君をハンドオフで突き飛ばしたシーンがありました。危険なプレーとは判定されませんでしたが、ここで怪我をしなかったのがゲームの流れの中では大きかったです。
もう一つは、明治のディフェンスと分析です。後半ラスト10分の天理のアタックは、まさに捨て身でオフロードもバンバン決まっていました。このプレーが、前半最初の天理のトライの後にイケイケムードで出ていたら、天理に勝利が傾いていた可能性が高かったと思います。そうさせなかった明治のディフェンスと前半のチームの分析によるBKの2トライで天理の勢いを寸断したことが試合のポイントだったと思います。
キャプテンシー溢れる主将、島根君
試合の映像を見直すと、天理の島根君がとても心に残ります。キャプテンシーに溢れた良い選手ですね。明治OBの西原さんとか藤さん(お父さんの方)を思い出す玄人好みのプレーヤー。元FLならではのアタックとランの速さ、ボディコントロールも秀逸。卒業後はパナソニックに進まれるとのことで、今後の活躍を期待しています。
「滉紫!島根!小鍛治〜!!」という天理のメガホン応援。準決勝の時、秩父宮で私の周りは「何と言っているのかわからない」という方がとても多かったです。私は、菅平で聞いていたのでだいたい理解していたのですが、関西の会場だとプレッシャーになりますね(笑)。
今年のラッキーボーイ
ラッキーボーイが出る年、付属の選手が活躍する年の明治は強いという漠然としたジンクスがあります。
明治は選手権に入って、怪我人も少なくほぼメンバーが固定されて臨めたのが大きかったと思います。そこに至るプロセスとして、シーズン中にABCチームで競わせながら育てたのが奏功しました。その中でも、成蹊大戦以降先発レギュラーの座を獲得した片倉君は、一番のラッキーボーイだと思います。青学戦の時は帰りのバスで一緒だったので、まだAに出ていませんでしたからね。対抗戦の早稲田戦以降、選手権での彼の活躍は、いわずもがなです。ラインアウトの不動の核となって、今後の活躍を期待しています。
彼以外にも安君、石井君、射場君あたりが頑張って先発ポジションを獲得したほか、山嵜君は本来持っているポテンシャルを開花した1年だったと思います。
ジュニア選手権の優勝と4年生の思い
今年の明治の特徴は、4年生の結束。Aに上がれなかったメンバーが腐らずに、しっかりとリーダーシップを発揮してジュニア選手権を優勝に導いたことです。その後も4年を中心に率先して対戦チームの分析を担ったほか、天理のラインアウトのコピーをして対策に貢献されたとの事。まさに優勝の原動力だと感じました。
ピーキングの妙
2018年度チームのスタート当初から「1月12日」が目標と掲げた明治。選手は、最初の頃はマインドで持ち続けるでしょうが、実際にロードマップに落とし込んで1年のプランを立てて遂行するには、スタッフ陣の並々ならぬ苦労があったはずです。シーズンに入ったら、目標を現実化させるために選手にリアリティを持たせなければならない。ここのピーク作りの成功も評価されるべきだと思います。良く言えば、対抗戦の慶應戦や早稲田戦などの「伝統の一戦」も通過点となり(これに異を唱える方はいらっしゃると思いますが)、敗戦が糧となってチームの成長に生かされたのも大きかったと思います。
帝京の存在
帝京は準決勝で姿を消しましたが、帝京の存在あっての明治の日本一だったと思います。帝京に勝つためのチーム作りをすることが大学日本一になるというベンチマークは、今後も変わらないと思います。
2019年度
4年生を除くメンバーは1月の最終週に集合、新年度がスタートするとのことです。田中監督体制がいつまで続くかはわかりませんが、明治はここからがスタートですね。
また、対抗戦4位枠だったため春季大会はBグループ(筑波、青学、法政、日大、拓殖)を戦う予定です。明治は招待試合で早稲田、帝京、慶應や同志社との定期戦なども組まれるでしょうから、春の調整段階では対戦相手的には問題ないと思います。
また、天理が決勝に進んだため、大学選手権の対抗戦の出場枠は4校となります。気が抜けない1年になりそうですね。
魅力あるチームに
昨年の準優勝、そして久しぶりの優勝で明治は大学のチームとしての地位を向上することができました。これによって、多くの学生さんたちが明大ラグビー部でプレーしたいと思うようになってもらいたいと思います。環境整備や生活改善など引き続き、期待しています。
集客マーケティング
最後に、今年の大学選手権は運営側としては"ウハウハ"だったのではないでしょうか。
ベスト8で早慶戦、ベスト4で早明戦があって伝統校が残る組み合わせとなったので、労せずして集客できたと思います。ただ、これはレアケースです。今回の結果で、伝統校依存となって無策のまま次回の大会を迎えることのないようにお願いしたいと思います。集客にはマーケティングが必要です。伝統校や人気校に残ってもらうことはマーケティングの手段ではありません。何年後かに新国立競技場を使って選手権を開催するには、旧国立から秩父宮に会場が移ってシュリンクした2万人のパイを3〜4倍に戻していく必要があるからです。これはとてもチャレンジングな課題となるでしょう。

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