渡津家

番組改編期の季節・・・とくればやはりテレ東『貧乏に負けるな!? 2男12女16人ワケアリ大家族 パート13』である。
今や番組改編期と言っても、民放各局は肥大化させているバラエティ番組の放送時間を更に拡大して(日常的に2-3時間枠でやっているのは常套手段だが、これを更に垂れ流し的に拡大する)、いわゆる同じコストで尺だけ長くするという“コスト削減”をしながら、この季節をうまく乗り切ろうとしているのが見え見え。骨太のドキュメンタリーや重厚なドラマなどもはや作る気もないのだろう。
改編期の定番であった“石田さん家一家”“ビッグダディ劇団”無きあとは、今や大家族ものでレギュラーとして生き残っているのはこの渡津家しかない。個人的にテレ東が好きなのは、ビッグダディみたいに視聴率目的で放送を乱発せずに、しっかり年2回と決めて放送しているし、尺も長すぎず、またあんまりバラエティ路線に偏重したところも多くはないので、気楽に見ることができるところか。
今回は何と朝日新聞のラテ欄でも特集されているほどフォーカスされている。まさにこれは「渡津家サイコ~」ならぬ「渡津家最強!!」ではないか。
何度かこのブログでも書いているし、過去の日記を読み返さないので書いていることはかなり重複すると思いますがご容赦ください。
まあこの一家の見どころは、一家のためにあくせく働くお父さんの不器用なまでの頑張りと元々は問題あり系チックな母親とそのDNAを引き継ぐ3女他が巻き起こすトラブルである。
いろいろバラエティ的に事件(?)が、起こりながらも予定調和的に平和に終わるのが大家族ものの定石。ホントに悲惨な状況ならばCXの『ザ・ノンフィクション』やNHKの『クローズアップ現代』の方でより社会派ものとして描かれるだろう。
ちなみに10/5の『ザ・ノンフィクション』で大家族ものをオンエアします。
『ザ・ノンフィクション』ホームページ
さて今回の渡津家は・・・いつものオープニングの映像は同じ。夫婦の馴れ初めが語られ、お母さんの「小さなウソ」のくだりが流れる。母親は連れ子が3人と言ってお父さんと交際を始めたが、実は10人もいたという重加算税を取られそうな“過少申告”でお父さんをちゃっかり騙して結婚に持ちこみ、その後は専業主婦街道をまっしぐら。お父さんが「ビビビッときた」と馴れ初めを語る横で、枝豆をバクバク食べ続ける母親の映像は何度見てもインパクト大。
ただ2男12女16人と言ったところで、成人して独立して家を出ている子供もいるので、もうすでに大家族というイメージは正直薄れている。出てくる子供は正味5-6人くらい。だからあんまりネタもない。
失業して日雇い土木で家計を支えるお父さんは、今の仕事の領域を広げようと小型重機の免許を取りに広島へ。この分野にはあまり詳しくないのだが、神戸製鋼が運営している免許取得の教習所みたいなところでしたね。資格取得の民間委託というやつですか。この後調べてみると、建機系の大手メーカーはみんなやっているみたいです。日立建機とか小松製作所とかいろいろ。
いま建築関係は人材不足だから、頑張ればそれなりにやっていけるのかなあ。年齢や技術の問題もあるのだろうけど、惣菜調理の仕事をしていた頃よりは、日焼けもして不健康感は薄れていた印象。ただ体には応える仕事だから、健康管理は大事だろうけど。
ただ免許を受けるにあたって子供たちから「落ちるんじゃないの~」的な印象を持たれているあたりがこのお父さんならではのキャラだろう。もし不合格でも、子供たちは何の疑いもなく納得してそうな感じだった。お父さん、可哀そう。
真の主役である三女は、相変わらず渡津家にパラサイトしてお世話になっているにも関わらず戸籍を抜くとかどうとか意味不明な行動で・・・あんまり興味なかったので飛ばし見しましたが、最後で意味深。ひょっとしてまた“オメデタ”ですか???母のDNAを正統的に引き継ぐこの人のライフワークみたいなものですからね。
個人的にもともと気になっていたのが、幸せな結婚をしたはずの長女の動向。結納とか結婚式とかどうなったのだろう。やったのかもしれないけど相手方の家族からオンエアを断られていたりして・・・渡津家はお父さんのお兄さんの家族以外のコミュニティはほとんど出てこないので、長女がこの大家族を出て、新しいコミュニティに巣立っていく姿と相手方家族と渡津家とのカルチャーギャップ的なシーンを期待して興味津々だったのに、まったくの描かれずじまいだったのは残念。まあ幸せに暮らしていれば一番。平穏が一番必要なのかもしれないし。今回はこんなところでしょうか。