料理長(シェフ)殿、ご用心 [DVD]
ジョージ・シーガル
紀伊國屋書店
2012-01-28


日本公開は1979年の作品だが、私のお気に入り映画の一つである。
権利関係いろいろあったのだろうか、中々DVD発売されずにようやく今年発売された次第。
中学生時代にCX系ゴールデン洋画劇場にて頻繁にオンエアされていたため、私には吹き替え版でしかなじみのない作品だが、残念ながらDVDには当時の吹き替え版も含んだ日本語吹き替えは収録されていない・・・
原題は"WHO IS KILLING THE GREAT CHEFS OF EUROPE?"。"誰が偉大なヨーロッパのシェフたちを殺したのか?"というもので原作も存在するみたいだ。
美食家の料理評論家が英国の宮廷晩餐会のために集めた4人のシェフたちが、次々と彼らの得意料理をなぞって(ある者はオーブンで焼かれ、ある者はミンチにされたりと・・・)殺されていく。スイーツ担当のヒロインと元夫が事件に巻き込まれながらもユーモアとウィットを織り交ぜて事件の真相迫っていくコメディタッチのミステリーの傑作である。
ヒロインのジャクリーン・ビセットがとにかく若くて美しいに尽きる。シェフ役で日本では『ニューシネマ・パラダイス』のアルフレード役で知られるフィリップ・ノワレが出ていたり、キャストは豪華。全編を強烈なキャラクターで引っ張る肥満の美食家役のロバート・モーレイが面白い。最後まで彼が犯人なのではと思わせつつ、真犯人の動機とは???
ジャクリーン・ビセットの美しさとともに、全編を彩る豪華絢爛の料理の数々が魅力的そのもの。そこには日本で蔓延している“食品偽装”のかけらもない、本物の料理が楽しめるのだ。