昨日、今日と1泊2日した伊豆高原のプチホテル「花の森クラリス」。
私の泊まった部屋は、大型のハイビジョンテレビとDVDのシアターセットが付いていると言うことだったので、事前に自宅から「告発」「初恋の来た道」の2枚のDVDを用意していた。
ホテルに着くと、ホテルには貸し出し用のDVDが専用の棚に充実していた。メインは、ここ10年くらい公開の洋画ブロックバスター作品(「マトリックス」とか「ラスト・サムライ」とか)がメインだったけど、その中で見つけたのが「王様のレストラン」。1995年あたりにフジテレビで放映された三谷幸喜脚本による群像劇で、実はリアルタイムでも再放送でも見逃していた作品だっので、このシリーズ全11話を一気に鑑賞することにチャレンジした。
実に面白い作品だ。90年代、三谷幸喜の一番、脂の乗り切っている頃だろう。不要なキャストも一切なく、台詞回しのテンポの良さ、キャスト陣のウィットに富んだやり取りなど、まさに観る側は彼の舞台劇を観るかのように引き込まれていくのだ。
かつては一流のフレンチレストランで今は落ちぶれた三流店になった店に、突然経営者の父の死で跡を引き継がされた素人の青年と伝説のギャルソンの2人がやってきて、立ち直らせると言うお話。おそらく伊丹十三監督作品へのオマージュがささげられていると思うが、「たんぽぽ」(=2人のトラック運転手がダメラーメン店を建て直す)や「スーパーの女」(=ダメスーパーの再生)がオーバーラップする。
青年役の筒井道隆。今は、NHKドラマとかそのあたりでしか活躍の場がないのが残念だが、中々爽やか。もし、今この作品がドラマ化されるなら、この役に合う青年俳優がいるだろうか。ジャニーズタレントを起用したら、一貫のおしまい。難しいだろう。
鈴木京香、山口智子も若くて新鮮。小劇場系のバイ・プレイヤーたちも絶妙の好演で、このあたりが三谷ドラマの真骨頂だろう。
さて、大急ぎで全11話をチェックアウト前までに観終わった。おかけで温泉に入る時間が今回は少なかったけど、いい作品に出逢えたのでOK。

王様のレストラン DVD-BOX La Belle Equipe
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